硫黄島に駐留した自衛隊員は本土へ帰る際に、動植物や砂を島外へと持ち出してはいけないという厳しい規則がある。









唯一持ち出しOKなのが辛みの強い硫黄島とうがらし(キダチトウガラシ)で、暗黙ルールではあるが、お土産として例外的に持ち出しが許されている。







動植物の持ち出し禁止は防疫上の理由であるが、公式な命令として砂や石を持ち帰るなという指示もあり、離島の際には靴の砂を落としてから輸送機に乗り込むようにと指示が出される場合もある。







なぜ命令として砂や石を持ち帰るなという指示が出されるのか?“砂には戦死者の人骨が混ざっている可能性があり、持ち帰ると祟りがあるから”というのが持ち出し禁止の真相のようだ。





島にはかなり多くの遺骨が残っていて、風化によって細かくなった骨は砂や小石と見分けが付かなくなっている。硫黄島においては一掬いの砂の中に、複数人の人骨が混じっている可能性が十分にあるということだ。









砂を所有することで起こる不思議な現象は祟りという言葉で集約されているが、血縁がなくとも骨を拾ったという縁によって所有者の前には供養を求めて霊が現れるということだろう。





記念品として持ち帰るにはあまりに重い責任が詰まっているので、命令として持ち帰るのを禁止することに至っている。これが硫黄島の砂を持ち帰ってはいけないという規則の真相である。





キダチトウガラシ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%80%E3%83%81%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B7







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