南方の某地域で県の天然記念物となっている○○犬の誕生秘話に関する話。










ある日のこと、縄文犬の専門家が○○犬保存会関係者からある要請を受けた。



「縄文犬に近いと思われる○○犬を天然記念物にして保護、保存をしていきたいので犬を見てくれませんか?」という依頼であった。



縄文犬とは縄文時代から日本に住まう、日本犬の祖先と考えられている犬種である。



専門家は現地に出向いて、犬を見ることにした。



現地に行くと保存会関係者が犬を十数匹連れて来て、専門家に意見を仰いだ。



「どれが縄文犬の特徴を残しているでしょうか?」



専門家の目にはどの犬も弥生時代以降の渡来犬との混血が進んでおり、縄文犬とはとても言えない有様であった。



そんな中、連れて来られた犬の中に1匹だけ、縄文犬の身体的特徴を割りと残している犬がいた。



「これは割と特徴が出ていますよ。」との一言に



「分かりました。」

と関係者は早速ダメ出しされた犬には血統書を、そして良くもないがそこまで悪くも無いとされた犬を県の天然記念物に申請してしまった。



そして、その犬を参考に○○犬の身体的特徴の定義をつくり、保護を進めることに。



噂によると、このような活動の中には天然記念物の保護という名目でのお金集めも多いそうだ。

渡来犬との混血が進んだ犬を日本在来の犬と銘打ち、天然記念物とすることで、保護・保存のための資金を獲得しているとされる。