裕福な中年女性のグループがとある観光地に旅行に行き、夜には街の盛り場へと繰り出した。










レストランで食事をして程良く酔いが回ったご婦人達は、そのままホテルに帰ってはつまらないという話になり、売春宿が立ち並ぶディープスポットを面白半分で見学しに行くことにした。



最初はおっかなびっくりの彼女達であったが、集団で行動していたことで段々と強気になっていった。



ご婦人達はキャーキャー言いながら見物に興じ、リーダー格の二人は悪ノリで売春婦達をからかったり、侮蔑する言葉を浴びせながら売春街を歩いたのであった。



・・・・



売春宿が立ち並ぶ通りを抜けて、さてホテルに帰ろうかという所で、ご婦人グループに突然声を掛ける者があった。



「よかったら一緒に飲みませんか?」




若くてハンサムな2人組の男性である。



他のご婦人達は警戒して誘いに乗らなかったが、強気なリーダー格の二人は若い男と
夜の街に消えて行った。





婦人がふと気づいた時には既に朝になっており、なぜか見知らぬ安ホテルのベットで寝ていたのだった。



ショットバーで男性達と飲んでいたところまでは覚えているが、そこからの記憶がすっぽり抜けている





頭も痛いが顔にも鈍い痛みを覚えたので、洗面所に行って自分の顔を鏡で確かめた。そして、ご婦人は思わず悲鳴を上げた。



ご婦人の顔には派手な刺青が彫られていたのだ。



もう一人のご婦人も同様の被害に遭っており、顔には下品な刺青が彫られていた。




ショットバーで飲んだ酒には睡眠薬が盛られており、眠らされているうちに刺青を彫られたのである。





昨晩声を掛けて来たハンサムな男性は売春婦の情夫で、ご婦人を誘ったのは侮辱に対する報復のためであった。