友人の父親が若い頃に体験した話です。



彼は大手企業から内定をもらっていたのですが、世の中を見ておきたいという思いから大学を卒業するとすぐに国際ボランティアに身を投じたそうです。










派遣先は〇国の少数民族の村で、1年程滞在して農業支援関連の仕事に従事しました。





文化
言葉の壁にぶちあたり、最初は馴染めず苦労したそうです。



しばらくすると、彼の誠実な人柄と仕事ぶりによって徐々に村人の信頼を集め、数ヵ月後には村の結婚式にお呼ばれするようになったそうです。





結婚式は伝統的な仕来たりと西洋文化が入り混じった感じで、花嫁花婿は伝統的な衣装に身につけて結婚指輪の交換をするところから始まりました。





指輪交換の後には披露宴が行われたのですが、彼はそこで驚愕の催しを眼にしました。








披露宴会場に運ばれて来たのは1匹の猿で、椅子のような木製の器具に縛りつけられておとなしく座っていました。





新郎新婦の前に猿が置かれると裏方から調理師風の男がやって来て、ノミとトンカチで突然猿の頭をドンと叩きました。





すると、それまでおとなしくしていた猿は狂ったように暴れ出して、
固定されていない両足を激しくバタつかせました。しかし、猿の手と首は木製の治具でしかっリ固定されているため、逃げることはできません。





次に、新郎新婦の前に大きなノコギリが運ばれて来ました。両端に柄がついているタイプのものです。




新郎新婦はノコギリを陥没した猿の頭にあてがうと、ケーキ入刀のように二人でギコギコ引き始めました。





会場中に猿の悲鳴と足をばたつかせる音が響き渡りましたが、それをかき消すように大きな拍手と出席者の歓声がそこら中から湧き起こっています。





暴れていたのも束の間で、猿は
すぐに動かなくなりました。ノコギリの刃が脳に達したようです。





猿は一旦裏方に下げられると、再び出て来たときには白い和え物となっていました。脳だけを食べるそうです。





正直なところ、彼は解体の光景と運ばれてきた料理に強い嫌悪感を抱いたそうですが、おめでたい席ということで友人の父も脳みそを口にしたそうです。



猿の脳ミソの味ですが、強烈な体験のせいでよく覚えていないものの、不味くはなかったということです。