女優を志望する若い女性が居りました。



夢を掴むためにハリウッドの飲食店でアルバイトをしながら、映画のオーディションを受けていましたが、結果はいつも不合格。







度重なる落選にもめげずに、彼女は何度も何度もオーディションを受けました。しかし、結果はいつも不合格。





十代でハリウッドに来た時にはまだまだこれからと希望に満ちていましたが、気づけば20代半ばとなり常に焦りを感じていました。





これが最後のチャンスと精一杯の準備を重ねて、恋愛映画のヒロイン役のオーディーションに臨みました。





合格者にのみ2週間後に通知を届けるという事で、彼女は一日千秋の想いで良い知らせを待っていました。しかし、約束の2週間が経っても彼女の元には通知は届きませんでした。。。。





「もう終わりだ・・・」思いつめた彼女は自分を否定し続けたハリウッドに恨みを抱いて最後の復讐に出ました。





世界的に有名な「HOLLYWOOD」の大きな文字看板、通称ハリウッドサインが設置されている山まで行くと、文字看板に縄を掛けて首を吊ってしまったのです。





彼女が亡くなった翌日、家に一通の封筒が届きました。





皮肉にもそれは遅れて届いた女優オーディションの合格通知だったのです・・・・・・・