アメリカの子供達が楽しみにしているハロウィン。子供達がオバケや魔女の格好に扮して“Trick or Treat?”とお菓子をねだりに家々を回る。



そんな楽しいはずのハロウィンを恐怖に陥れる異常者、ハロウィンのサディストの噂が1940年代頃から米国において囁かれていた。









ハロウィンのサディストとは、ハロウィンの時期に針や毒物が入ったお菓子を子供達に配って回る変質者のことで、幼い子供を持つ大人たちを不安に陥れた。





ハロウィンのサディストの話が登場した頃は単なる噂に過ぎなかったが、1980年代になると実際にあった事件として認識されて人々の不安は高まり、社会的なパニックにまで発展した。





その背景にはハロウィン期間に起こった父親による子殺し事件がある。

事件では父親がシアン化合物をキャンディに混入させて、8才の息子を毒殺するという衝撃的な内容であった。



当初父親は毒入りキャンディは他の家庭からもらった物と主張していた。後に、父親が息子に多額の生命保険金を掛けていることが発覚し、父親は逮捕された。

恐ろしいことに自分の娘も毒殺しようと計画していたことが警察の調べで判明した。



この事件でハロウィンキャンディに毒物が混入される不安が高まったが、人々が危惧するようなハロウィン期間中の無差別的な毒殺事件は今のところは確認されていない。





ハロウィンの習慣は日本にさほど根付いていないためこの様な都市伝説はあまり聞かれないが、幼稚園の庭や玄関に青酸カリ入りのキャンディが撒かれるという事件が日本で起こっている。



ある日、青や赤のセロファンに包まれたキャンディが幼稚園の外階段に散乱しているのが発見される。得体の知れない怪しさを感じた幼稚園職員はすぐに警察に通報した。



警察が調べるとキャンディから青酸カリが検出され、大きな騒ぎとなった。幸い園児は誰もキャンディに手を付けてはおらず被害は無かった。



ハロウィンのサディストの話自体は都市伝説とされるが、いつ現実の事件となってもおかしくはない。