関東某県と都内郊外の自動販売機では合鍵を使っていると思われる窃盗被害が定期的に発生している。








商品の補充と代金の回収を行う飲料会社社員が調べると、そんなに大きな額ではないが売り上げ代金が不足していることが多々ある。





最近の自販機は鍵で開けた時間が記録されるのだが、履歴を見ると深夜や早朝などの不自然な時間に開錠した記録が残されている。





某社の自販機では一つの鍵で複数の機械を解錠することができるのだが、窃盗被害は開錠可能な複数の自販機を巡回するように起こっている。しかも、人目につきづらい郊外や山中の自販機が標的となっている。





対策として鍵の型を替えるのだが、しばらくするとまた窃盗被害が発生する・・・の繰り返しだそうだ。





手口からすると内部事情に精通した人間が行っているのでは?とも言われており、スキャンダル性が高いので事件が起こっていることは社外秘となっている。





合鍵の持ち出しや複製などは容易には出来ることではないので、複数の人間が犯行に関わっていることも考えられ、あまり信じたくはないが内部の人間が複数関わっている可能性も否定はできない。





実際に退職時に合鍵を持ち出して窃盗を行っていた犯罪が検挙された事例があるが、事件として浮上するのは氷山の一角とも言われ、そういった不正の多くは表に出ることなく行われているという。





しかも、大騒ぎをする程の大きな額は盗まれず、僅かな額が継続的に盗まれているのである種性質が悪い。





内部犯、そしてチームプレー的な犯行とも囁かれているが真相はいかに。