某国による日本人拉致によって、行方不明となっている人間はかなりの数に及ぶと言われる。





その拉致被害者にまつわる話。





 






拉致されたとみられる失踪には日本海側の海岸をデートしていたカップルが、二人そろって突如蒸発してしまうというケースがある。

 




海岸でなくともカップルが狙われるケースが多いことはニュースで知るところである。

 






カップルで拉致された被害者には、過去にお付き合いをしていた人間も当然いたわけで、元彼・元彼女が行方不明になっていることをニュース知った場合、もしもあのまま付き合っていたら?という恐怖を元恋人は自然に覚えるであろう。

 





そして、

「知り合いがあの拉致被害者の元恋人であった」という話がやはり存在する。





 

この話にリアリティーを与えているのは、被害者がごく普通の一般人であるということと、「もしもあのままお付き合いを続けていたら私も・・・・」という背筋が寒くなる思いである。






 

元恋人として語られる人物は「友達の友達」であるケースが多いが、何の罪も無い若いカップルが突如国外に連れ去られてしまう恐怖には、他人ごととは思えないリアルを伴う怖さがある。






 

知り合いの知り合いや遠い親戚を辿っていくと、案外すぐに有名人本人やそのご家族に辿りつくことがある。


 

本人は大っぴらには口外しないだろうが、拉致被害者の元恋人はあなたの周りにも案外身近に居るかも知れない。