北欧などに生息するネズミ科の動物のレミング(タビネズミ)は集団自殺するという言い伝えがありました。







個体数が増えてエサが枯渇してくると集団で海岸に移動して海へ飛び込み、自ら溺死するというのです。



厳しい自然の摂理を表すエピソードとして語られてきましたが、実際のところ集団自殺ではなく、広大な海を泳いで渡れる小川と間違えて飛び込んでしまう事故死なのだといわれます。



泳ぎが達者なレミングは小川を泳いで渡ることがよくあるそうですが、エサ場を探すための集団移動では川と間違えて海に飛び込んでしまい、ときに集団で溺死してしまうとのことです。





レミングが集団自殺をするネズミとして広く知られるようになったのにはD社のドキュメンタリー映画『白い荒野』の影響が大きく、作中では集団で海へ飛びこむレミングの映像と、集団ヒステリーを起こして飛び込んだことを印象付けるナレーションが特徴的でした。



しかしドキュメンタリー映画と銘打っておきながら、レミングの飛び込みシーンはねつ造されたものだったといわれます。



撮影地はカナダの内陸部で、野生のレミングは生息していない地域で、撮影に使ったレミングはというと、イヌイットの子供から買い取ったものといわれます。



そして、映画製作のために買い取ったレミングを撮影場所で放し、映画スタッフが後ろからけしかけることで海に落としたという話です。





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泳いで渡れる川と広大な海を間違えて飛び込んでいるというのが定説ですが、中には失われた幻の大陸、アトランティスに帰ろうとして海に飛び込んでいるという説を唱える人も現れてきました。



アトランティスが存在していた頃、レミング達は大陸間の行き来をしており、大陸が消えた後も海を渡る習性だけが残ったという説明です。
















White Wilderness~問題のシーン