場末の居酒屋や屋台でアワビ、ウニなどの高級食材が妙に安く提供されていることが稀にある。





こういった食材は正規の流通ルートではなく、卸業者を通さない別のルートから流れて来ている場合がある。





非正規ルートの高級海産物は密漁によって供給され、暴力団の資金源ともなっている。











アワビなどを獲っている漁師さん達は舟から箱メガネで海底を覗き込み、鉤やタモで引っ掛ける見突き漁のほか、素潜りなども行うが、水産資源の保護のために酸素が入ったタンクを背負わず潜水を行う。







しかし、密漁者は日が落ち人気が無い真夜中にタンクを背負って潜水し、根こそぎ高級海産物を獲り尽くす。







この密漁では十数人が一斉に潜って短時間で作業を終わらせてしまう。しかも、現場を警察や漁協関係者に見つかったとしても、上陸する前に収穫物を海に流してしまうため摘発が難しいとされる。





また、科せられる罰金・懲役は意外と軽く、一回の漁で上げられる数百万という利益と比べたら大した痛手ではく、起訴されるリスクも低い。






しかしながら、沢山獲ったは良いが買い手が付かずに高級食材が大量の生ゴミと化す場合もあって、密漁された毛蟹が大量に廃棄されて郊外で異臭を放つという事件も実際に起こっている。