『ウクライナからの政治的亡命者を受け入れる家庭には、欧州委員会が月額1500ユーロを支給する』という、イタリアのソーシャルメディアのニュース記事が話題を集めた。

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美女が多いことで知られるウクライナ



記事は偽のニュースサイト発のもので、1500ユーロ支給の話は全くのデタラメであるが、『特に社会的に弱い立場にある若いウクライナ人女性を受け入れる方を募集している』という記載が大いに反響を呼び、多くの男性がツイッターやフェイスブック上で無償でも是非受け入れたいとするコメントが殺到した。

[トップレスデモと売春合法化]

この偽ニュース記事の背景にあるのは、ウクライナ人女性が受けている性的な差別であり、売春ツアーや人身売買的な国際結婚により若い女性が被害を受けている実態がある。


ウクライナ人女性がトップレスや下着姿でデモを行うニュースが時折流れるが、ウクライナ国内で行われている売春観光ツアーや売春合法化の流れに反対することを主な目的としており、FEMEN(フェメン)と呼ばれるウクライナの首都キエフを中心に活動する女性人動団体により行われている。


2012年にキエフで行われた プでのFEMENのトップレスデモは世界の注目を集め、フットボール・トーナメントの開催はウクライナ政府へ売春合法化を促す流れであると警鐘を鳴らした。






2012年プでのトップレスデモ。
正面からの画像



ウクライナでは2005年に売春行為が大きな罪としてに問われなくなり、軽い罰金が科される程度と、合法化の流れにある。



ウライナの調査機関によると、約150万人のウクライナ人が性風俗業に関わっており、そのうち約20%は18歳未満の女性であるという。

FEMENは以前からEURO2012の開催が『国の売春宿化』を進めるとして警鐘を鳴らし、各国から観客が押し寄せることで売春観光ツアーの急激な増加に繋がるとして、開催者のUEFAに抗議していた。



その抗議ではフットボールが人種差別を明確に非難するように、売春についても明確な態度を取ることをUEFAに要求している。




EURO2012開催前の抗議活動


[出稼ぎ的な国際結婚]

売春婦としてウクライナ国外に連れ去られる露骨な人身売買ケースも多かったが、今ではロマンスツアーと称して先進国の男性向けにお見合いツアーが組まれて、建前上は恋愛もしくは結婚のために国内を出るケースも多いという。
ロマンスツアーは恋愛の体なので、お互いの合意の上で参加者男性側の国を訪れたり、時に国際結婚に至るケースもある。


参加者男性の多くは夜の相手を兼ねた家政婦として連れ帰ることを目的とし、ウクライナ人女性側もお金が目的なので、お金を頻繁に無心されたり、なぜか母親まで家に転がり込んで来たという話もある。


ウクライナに夫と子供がいることを隠して国際結婚し、夫に隠れて送金を続ける女性もいるとのことで、ロマンスツアーではお互いの素性は分からないので真の愛情は望めないのかも知れない。



今後の周辺国との関係でウクライナはどのように変化するのか