ディズニーアニメ映画『ライオンキング』の後半で、シンバとティモンとプンバァが寝転がって星を眺めるシーンでのこと。



シンバが崖の突端まで歩いて倒れ込んだとき、舞い上がった埃(ほこり)が星空に描いたのは「S・E・X」という卑猥な文字。





これは性的な文字を組み込んだサブリミナルであるとして騒然となり、宗教団体が絡むことで大きな問題へと発展した。







「S・E・X」という文字にも読めるホコリの動き



[実はSFX?ホコリが描いたのはどちらスペル?]

問題のシーンは映画の始まりから50分ほど経過した場面で、映像をスローモーションで確認すると、舞い上がった埃は何らかのアルファベットを形成しているように見える。


















見様によっては『S・E・X』と読めなくはないが、明確には文字として読めず、どの様にとらえるかは視聴者の感性にゆだねられる。





米国でこの問題に対して議論や批判が起こった後に、アニメーションの制作チームは、特殊効果チームへの賛辞の意味で『SFX』(special effects=特殊撮影(特撮))と綴ったと弁明したとされるが、真相は不明のまま

だ。








[問題発覚の経緯]

この問題が発覚した経緯がなんとも不可解で、ある種の陰謀論的な思惑もみえる。





ホコリが性的メッセージに読めることに気が付いたのはニューヨークに住む4歳の子供であったという。





母親にこの事を話すと、”4歳の子供が気付いたのだから、他の子供にも『S・E・X』という文字が認識できる可能性がある”と考えて、American Life League (ALL)=アメリカン・ライフ・リーグ というカトリック系組織に通知を行った。







[アメリカン・ライフ・リーグ(ALL)のディズニー批判]

ALLは性的メッセージを盛り込んだサブリミナル的な洗脳であるとして、ディズニー社を激しく非難し、組織的にディズニー映画のボイコットを行った。







ただ、ALLはディズニー映画のボイコットは『S・E・X』の問題が発覚する以前から実施しており、ライオンキングの他にもリトルマーメイドやアラジンでも性的なサブリミナルが使用されているとして盛んに告発している。







大人がよく見ても分からない『S・E・X』の文字を、4歳の子供が見つけたという話にも少々疑問が残り、非道徳的なメディアとして敵視されやすいディズニー社への攻撃材料として利用された感が否定出来ない。







ディズニー社側はALLの主張は全て虚偽であるとして全面的に否定している。





この問題が微妙なラインにあるのは、アニメ制作チームがジョークとして何らかの文字(『S・E・X』もしくは『S・F・X』)を挿入した可能性がある点で、都市伝説の真偽を徹底的に調査する米国の有名サイト『snopes.com』でも、ライオンキングの都市伝説は真偽の判定を決めかねている(リトルマーメイドとアラジンのサブリミナルは『偽(いつわり)』として判定)。









関連記事:広告に隠されたセックス; リトルマーメイド(卑猥な塔)