『フィンランドのサウナは混浴が普通で、老若男女が一糸纏わぬ姿で入浴を楽しむ習慣がある。』



北欧の混浴サウナの都市伝説は世界的な話?イギリス人夫婦が北欧での習慣に戸惑うというコント番組より



[フィンランドにおける混浴サウナの実態]

サウナの本場フィンランドの混浴事情は、日本の混浴事情とほぼ同じ。銭湯のような公衆サウナでの混浴は1931年に禁止されており、男女別が一般的である。



フィンランドと日本の混浴事情と似ているというのは、日本では公衆浴場条例により原則的に男女の浴室・脱衣室を区分されることが定められているが、混浴風呂はあるところにはあるし、宿泊施設の家族風呂は混浴が一般というのと同じ。



フィンランドの多くの家庭ではセカンドハウスを持っており、長期休暇時には湖畔に建てられた別宅で過ごす。セカンドハウスにはもちろんサウナを備えており、家族が水入らずで過ごす場所となっている。



ただフィンランドの宿泊施設には混浴サウナを備えている場所も少なくないので、日本人旅行者が恥ずかしい思いをしたという話もある。



厳寒期に行った男女混合(女2、男1)のフィンランド旅行で、道に迷いながらようやく宿泊施設に辿り着いた。長い時間風雪に晒されて体は冷え切って震えが止まらない。



早速サウナで暖を取ろうとしたがサウナは混浴で、しかも衛生上の理由で水着や体を覆うタオルの持ち込みは禁止されている。中をのぞくと若いフィンランド人カップルの先客がいた。



3人旅の唯一の男性は友人の弟くん。どうする?と相談した結果、寒さに耐えきれないので意を決して3人で入浴することになったという。





混浴サウナは北欧よりも、ドイツやスイスといった欧州で盛ん混浴を売りにしているホテルもあって、HPで男女の混浴風景を載せてPRしている。





[本格的なサウナとサウナへの特別な思い]

フィンランドではほとんどの家庭にサウナがついており、賃貸アパートでも各部屋にサウナが付いている場合がある。



しかし、フィンランドにおける本格的なサウナとは湖畔に建てられた小屋で、薪で暖めるものを指す。





そしてサウナは心身が清まる神聖な場所とも考えられており、花嫁が結婚式の前にサウナで身を清めていた時代もあった。





フィンランドでは休暇時に、湖畔にあるセカンドハウスで家族や仲間と楽しく過ごす習慣があって、本格的なサウナでお酒を飲んでワイワイやるサウナパーティーが開かれる。そして、サウナパーティーではお互いの合意があれば男女の混浴も行われる。





フィンランド人にとってサウナはある種神聖な場所なので、裸の若い男女も性的な関係抜きに純粋に入浴を楽しめるということらしい。





フィンランドを含む『北欧のサウナは混浴が普通』という誤解は日本だけのものではないらしく、混浴の習慣があまりない米英でも驚くべき海外の習慣として捉えられているようである。







イギリスの国民的コメディ番組『Hale and Pace』より