メキシコ・チワワに所在するブライダルショップで80年近く、店頭に立ち続けている美しきマネキン『La Pascualita:ラ・パスクァリータ』は前店主の娘の遺体と言われている。





 

本物の人間(遺体)と噂される美しきマネキン『ラ・パスクァリータ』





地元メキシコの噂によると、娘の遺体で、結婚式の日に毒クモに噛まれて亡くなった愛しき娘の遺体にして、生前の美しい花嫁姿のままでショップウインドウに立たせたものと言われている



美しきマネキン、ラ・パスクァリータは夜になると位置を変え、その瞳はお客さんの後を追う様に動くと噂された。



そして、ラ・パスクァリータが着ているドレスで式を挙げると幸せな結婚生活が送れるというジンクスも生まれた。

















彼女の手には血管やうぶ毛まであるとされる。これらは本物の遺体であるという証拠だと言うが・・・





遺体のエバーミング(死体防腐処理)は国家プロジェクト



1924年にソ連の指導者レーニンが死去した際、遺体は防腐処理を施されて永久保存されることが決まった。



遺体の永久保存に挑んだのは科学者の親子、父ボリス・ズバルスキーと子イリヤ。レーニンのエバーミングは、国の威信と親子の首が掛かった国家的プロジェクトであった。



親子は苦心した末にレーニンのエバーミングに成功し、遺体はレーニン廟に安置されて現在に至る。その後、今日に至るまで遺体は厳重なメンテナンスを受けて、保存の良い状態を保っている。





ラ・パスクァリータがショップウィンドウにお目見えした1930年当時、遺体を美しい状態で保存することは決して容易なことではなく、メキシコに住まう一 個人がほぼ完璧な状態で娘の遺体を永久保存処理することは不可能。つまり、ラ・パスクァリータは精巧なマネキンと断言することができる。



当時の店主であるパスクアラ・エスパルザは市民から抗議の電話を受けており、『娘の遺体に防腐処理を施して冒涜した』として批判の的にあった。この噂を払しょくするために、町で著名な公証人を通じて公式に噂を否定する声明をだしたが、時すでに遅く噂は今日まで消えることはなかった。



現在のラ・パスクァリータはちょっとした神様のような扱いを受けており、彼女の元を訪問する観光客が後を絶たない。













・レーニンの保存処理の様子:防腐剤を浸透させた液体に遺体を浸漬させる































レーニン廟に安置されている遺体